印鑑辞典
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実印の登録方法
実印の登録申請は、住民登録している市区町村の役所にて行っています。印鑑登録申請書に印鑑を添えて役所窓口へ申請します。やむを得ない理由により本人が行くことができない場合、その理由を証明する委任状を添えて代理人により申請することができます。委任状については役所に決まった書式が用意されています。申請が済むと「印鑑登録証」と言うカードが交付され、印鑑の登録完了です。
必要なもの
◇実印登録する印鑑
◇身分証明書
◇登録費用(一件につき300円程度)
実印登録の資格
◇その市区町村に住民登録していること。
◇外国人の方は外国人登録法による登録を受けていること。
◇15歳以上であること。
実印として登録できる印鑑
◇大きさが一辺8mmから25mmの正方形に収まるもの。形に制限はない。
◇文字は住民基本台帳または外国人登録原票に記録されている氏名、名、あるいは氏と名の一部を組み合わせたものに限る。
※『…印』、『…之印』、『…之章』の字句は登録可能。(一部の地方自治体の条例によっては登録できない場合あり)
※フルネーム彫刻が望ましい。(氏または名のみ彫刻の印鑑の場合は、一部の地方自治体の条例によってはで登録できない場合あり)
※1人1個に限り登録が可能。
実印として登録できない印鑑
◇ゴム印その他の印鑑で変形しやすいもの。
◇規格外のもの。
◇印影が不鮮明なもの。
◇文字が切れているもの。
◇外枠がないもの。
◇ローマ字で作ったもの。
◇極端に図案化したりして本人の氏名と認め難いもの。
◇生年月日など氏名以外の事項を付記したもの。
◇芸名、ペンネーム、雅号、屋号などを使用したものなど。
印鑑によく使われる書体
印相体(吉相体)
昭和初期に日本人印章業者によって篆書体を基本として考案された書体です。線が複雑に入り組んでいるため、偽造が困難なことからも実印・銀行印によく使われています。
篆書体
古代、中国において紙のない時代に石などに彫刻するための文字(大篆)として生まれました。文字は水平・垂直の線を基本とし、均一な線幅が特長です。日本銀行発行の紙幣にも用いられており、整然とした中にも風格を感じさせる書体は、すべての印鑑に適しています。
古印体
日本で進化した独特の印章用の書体です。読みやすいため、トラブルが少なく認印に適しています。多くの印鑑で使用されている書体です。
行書体
行書体とは「楷書体を簡易にし相交え行流する意」と様々な資料に書かれています。楷書体より崩れていて草書体ほど崩れていない中間的な書体で、その優雅な風格から女性によく好まれます。認印にお勧めです。
楷書体
隷書体が簡略化されて楷書体が生まれました。日常のあらゆるところで使われている馴染みのある標準書体です。活字のようにピリッとした端正な文字で、認印に適しています。